アメリカのトランプ大統領は、「不法」移民排除を掲げ人権を全く無視した逮捕・拘束、他国への強制移送を暴力的に強行している。逮捕・拘束されているのは「不法」移民に限らずアメリカで居住する権利を認められている人々にまで及んでいる。このアメリカ・トランプ政権の排外主義強行を日本でも模倣する動きが出ていている。我が日本国憲法は、基本的人権を保障するという視点から歴史的にも先進的な内容とされているが、すべての人間に基本的人権を保障するものとなっているのか。渡辺眞知子氏(東京一区市民連合共同代表)は、日本国憲法の「国民」は憲法草案の原案では「一切ノ自然人」とされていたものが、「国民」なったことを指摘。もとより、すべての国民に基本的人権が保障されるべきであるが、基本的人感は「国民」を超えてすべての人間に保障されるべきことを改めて確認します。
コラムを開くコラム 日本国憲法の「国民」とは 渡辺眞知子 (2025年10月9日up)