90%国有・公有の銀行システムの維持・充実に取り組むインドの銀行労働

このレポートは『金融労働調査時報』2010年8月号No708に掲載されたものです。2010年7月末に金融労連本部を訪問したインド銀行従業員連盟のプラディブ・ビスワス書記長は、懇談の中でインドの銀行労働者のたたかいの歴史と、国有・公有システムを中心とする銀行システムの意義、経済のグローバル化の下で新自由主義による規制緩和とたたかうインドの銀行労働者の運動を詳しく解説しました。銀行システムを公的管理の下に置くことで、リーマンショック以降の世界的な金融危機にあっても、欧米金融機関のような深刻な影響を受けることがなかったことや、零細農民など経済的に弱い階層に一定枠の低利融資を義務付けるシステムが、食糧自給の実現などをもたらしていることは経済と金融のあり方を考える上で重要な示唆に富むものです。
2011年11月3日up
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