メッセージとコラム


コラム 「セクハラ労災で業務上認定」尾藤憲和

 金融・労働研究ネットワークが4月7日に開催した定例研究会に、商工中金OBの尾藤さん(名古屋在住)が参加されました。商工中金現役のころから、職場で働くものの権利を守る取り組みに積極的に参加してきた尾藤さんです。その後、社会保険労務士となって労働相談などさらに充実した活躍ぶりを話してくれました。尾藤さんが持参された月刊「社労士」に尾藤さん執筆のレポート掲載されていました。レポートでは、セクハラ労災の被災女性労働者が、労基署で労災不支給とされ、労働災害保険審査官の審査でも請求棄却とされた事件で、尾藤さんが代理人となって労働保険審査会に再審査請求を行い「現処分取消」の裁決を勝ち取り、労災認定を実現しました。労災のたたかいでは、労基署がなかなか業務上認定をせず、審査官への請求でも棄却され、再審査請求でも労災と認められることが非常に厳しい現実があります。尾藤さんの「現処分取消」裁決=業務上認定の実現は、労災をたたかっている人々に大きな励ましです。セクハラ労災について尾藤さんのコラムを紹介します。
(2012年4月30日up)

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コラム 「『貧しき人々の群れ』舞台で「原発NO!」1万6千人 小林寿太郎

 中央労金の小林寿太郎さんからのコラムです。小林さんは東京労金労組(現中央労金労組)の機関紙を担当していたころから、銀労研の「ひろば」や「調査時報」に原稿を執筆してきた方です。原発稼動反対の声を、宮本百合子の『貧しき人々の群れ』と結びつける視点は、読書家の小林さんならではです。(2012年4月23日up)

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コラム 「登り窯で茶碗を焼く夢」 高田太久吉

高田先生からのコラムです。3月5日にお会いしたときに、何か書いてくださいとお願いしました。締め切りを「来週までに」としたところ、翌日、3月6日に受信ありました。山登りに行かれることはお聞きしていましたが、こちらのほうもなかなかのはまりようであります。(2012年3月13日up)

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コラム 「私と読書」 中田金四郎

今年の直木賞は銀行員出身の池井戸潤氏だった。以前、金融労連東京地連の山口氏から池井戸潤の作品は職場の実態が描かれていて共感できると紹介されて同氏の作品をいくつか読んでいた。職場の現実、実感が興味津々の物語展開と組み合わされ素直に読み進めることができた。池井戸氏の受賞のニュースに、同じ銀行員出身の作家江上剛氏を思い出した。江上剛氏を紹介してくれたのは同じ支店で勤務したことのある中田金四郎さんだった。立場は違っても、銀行のあり方や仕事のあり方で、おかしいものはおかしいと認識される。そんな金融や職場の問題を具体的に考える上で一読の価値があります。(2011年12月28日up)

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